インコの「チョコ」

エポを飼い始める何年も前から，セキセイインコを１羽飼っています。
手乗りなので，時々カゴの外に出して遊んでやるのが慣わしでした。
エポを迎えて，お互い仲良くしてくれれば，という飼主の願いもむなしく，
エポにとっては，部屋を飛び回る鳥はただの獲物にしか見えないらしいです。
カゴに入っているときには興味を示しませんが，外に出すと目つきが変わり，必死で追いかけます。
おかげで，最近はなかなかカゴから出してもらえず，ストレスを貯めがちな「チョコ」でした。

先日，誰もいない家に帰ってきた娘が，恐怖体験をしました。
あまりに恐い話なので，てんまつは箇条書きにとどめます。

　喜んで出迎えるエポ。なぜかいつもよりテンションが高い。

　ふと見ると，エポの前足が赤く染まっている。

　床の上にちらばるプラスチックの破片・・・かみ砕かれた鳥のエサ入れ。

　鳥カゴに，チョコの姿がない！

　慌てて名前を呼ぶが返事がない。

　最悪の事態を想像して背筋を凍らせながら，あたりを見回す。

　カーテンの上に避難しているチョコ発見。

どうやら，チョコがエサ入れのケースを自分ではずして，すきまから脱走し，
（たまーーにやるので普段はクリップで止めてあるのですが，たまたまはずれていました）
エポが落ちたエサ入れを噛んで壊し，ついで？にオレンジの蛍光ペンも噛んで手を赤く染めた，
というのが真相のようでした。
それにしても，一つ間違うと修羅場だったかも・・・そう思うと心臓が止まりそうです。

拭きましたが，まだ赤いエポの足。

わたし，インコの「チョコ」です。

最近，カゴからなかなか出してもらえないの。

好きな水浴びもおちおちできやしない。

まったくアイツが来てからというもの・・・


あっ！　来たっっ！！


ちょっとー！何ジロジロ見てんのよーー！！見てんじゃないわよーーー！！！バカー！

エポよ，チョコは先輩なんだから，リスペクトとは言わないが，おどかさないでやっておくれ。